フジテレビが「デマ写真」に釣られ批判が殺到!


フジテレビが、Twitterに投稿された『インドネシアの鉄道事故』の画像を、同日発生した東武東上線の脱線事故の現場写真だと誤って紹介し、批判が相次いでいる事例である。


フジテレビが「デマ写真」に釣られ批判が殺到!

問題発生の経緯

2016年5月18日放送のフジテレビ系情報番組『直撃LIVE グッディ!』で、Twitterに投稿されたインドネシアの鉄道事故の画像を、同日発生した東武東上線の脱線事故の現場写真だと誤って紹介する一幕があった。

『脱線箇所とみられる車輪』というキャプション付きで画面に映し出されたのは、あるユーザーが事故の直後に「東上線ほんとに脱線してるわ…」とのコメント付きでTwitterに投稿した画像だ。

電車の車輪部分を接写したもので、車体の色や形は全く分からないが、レールから車輪が外れている様子がおさめられている。番組MCの安藤優子キャスターは、画像について「明らかに、車輪が内側に脱線しています」などとコメントしていた。
だが実際のところ、番組で紹介されたこの画像は、東武東上線の事故とは全く関係がない。これは同日早朝にインドネシアで発生した鉄道事故の様子で、現地ラジオ局『Sindo Trijaya FM』がTwitterに投稿していた写真だ。

ネットユーザーがわざと投稿したデマ画像にまんまと騙され、全く関係のない画像を生放送で取り上げたことになる。このミスに気付いたネットユーザーからは、制作サイドへの批判が相次いで上がった。

だが、デマ画像を投稿するユーザーに対しては、「タチが悪すぎる」などと反感を抱く人も多く、投稿者のアカウントに対しても批判的なリプライが殺到しており、いわゆる炎上状態となっている。

被害者側(炎上させられた側)の情報

フジテレビ広報部は5月20日のJ-CASTニュースの取材に対し、「現時点でお答えすることはございません」とファクスで回答した。

ネット上の反応

「すぐ近くなのに取材にも行かず何してんの?」
「公に流すのに、信憑性ないものをしっかり確認もせず取り上げるな」
「自分達で取材する気がないんだろうな」
「車輪だけで嘘と見抜くのは難しい」
「これ見分けるのは厳しいかも」
といったコメントが投稿される。

結果(その後もしくは現状)

その後の『グッディ!』の放送では、誤った画像を掲載したことに関する訂正や謝罪はなかった。

参考URL

  • http://www.j-cast.com/2016/05/20267388.html?p=all