【炎上事例】人命救助現場で記念撮影していた消防隊員に非難の声


2015年5月24日、中国のネット上に公開された「消防隊員が救助活動せずに記念撮影していた」との投稿に対して、消防隊員らを非難するコメントが集中した事例である。


人命救助現場で記念撮影していた消防隊員に非難の声

問題発生の経緯

2015年5月24日、中国雲南省のとある村で1人の子どもが橋脚修理中の穴に落ちたとの通報を受けた。消防隊員6人が現場に急行したが、子どもが落ちた穴の入り口が小さいため救出不可と判断。
関係部門に連絡し、掘削機などの重機の到着を待つことに。この時間に、消防隊員と消防業務隊員、解放軍兵士の3人が消防車をバックに携帯電話で記念写真を撮影していた。
この様子を目撃した村人たちが写真に撮り、その画像をネット上に公開したところ、多くのユーザーから「不謹慎にもほどがある」と消防隊員らを非難するコメントが集中した。

事態を重く見た雲南省当局は、関係者全員に聞き取り調査を実施し、中国版ツイッター・微博のアカウントで、「該当する消防隊員らに免職処分を下した」と発表。
この対応について、ネットユーザーは「処分が重すぎる」と批判。「救助活動をせずに写真を撮っていたなら納得できるが、重機を待つ間ならいいじゃないか」
「今の若者はなにかにつけて写真を撮りたがる。この3人も若いのだから、大目に見てやれよ」「命がけの危険な仕事をする消防隊員をこんなことで辞めさせていいのか」といった
消防隊員に同情的な声が多く集まっている。

情報拡散の経緯

問題となった村人たちが画像をネット上に公開し、非難するコメントがネット上に集中する。
この問題を受け、微博のアカウント上で処分を発表するが、処分が重すぎるとネット上で同情の声が集まる。

加害者側(炎上させた側)の情報

消防隊員と消防業務隊員、解放軍兵士の3人が消防車をバックに携帯電話で記念写真を撮影していた様子を目撃した村人たちが写真に撮り、その画像をネット上に公開。

被害者側(炎上させられた側)の情報

非難するコメントが集中したため、事態を重く見て、中国版ツイッター・微博のアカウントで、処分を下したと発表する。

ネット上の反応

「不謹慎にもほどがある」
「意味が分からん」
「いやいや、助けろよ」
「緊急事態で駆けつけてるのに記念撮影ってどういう事?」
と、中国でも日本でも同じように非難するコメントが多数。

ただ、処分を発表後、中国では、
「処分が重すぎる」
「救助活動をせずに写真を撮っていたなら納得できるが、重機を待つ間ならいいじゃないか」
「今の若者はなにかにつけて写真を撮りたがる。この3人も若いのだから、大目に見てやれよ」
「命がけの危険な仕事をする消防隊員をこんなことで辞めさせていいのか」
といった同情の声が出ているようだが、日本では、そのような声はほとんどない。

結果(その後もしくは現状)

日本では、話題ネタ程度でとどまっており、中国のような炎上はなく、収束をしている状態。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/10155254/
  • http://jin115.com/archives/52082002.html