商標出願で批判殺到


若者に人気の絵文字「ぴえん」が、とあるアパレル会社が、商標出願をしていたことが発覚し、批判が相次いでいる事例である。


商標出願で批判殺到

問題発生の経緯

ぴえんは、泣きたい様子を表す若者言葉だ。目を潤ませた絵文字とともに使われることが多く、「2020年上半期インスタ流行語大賞」流行語部門の1位にも選ばれた。

このぴえんの商標を出願したのは、アパレル会社『ブランチ・アウト』。1997年設立で、民間調査会社によれば、主な販売先はしまむら、ハニーズ、イオンリテール、ドン・キホーテなどがある。ぴえんの絵文字とテキストを出願し、対象となる商品・サービスは「かばん類、袋物、携帯用化粧道具入れ、傘、皮革、ペット用被服類、ステッキ、つえ、かばん金具、がま口口金被服、ガーター、靴下止め、ズボンつり、バンド、ベルト、履物、仮装用衣服、運動用特殊衣服、運動用特殊靴」。

2020年10月29日に出願し、11月17日に特許庁のデータベースで公開されると、SNS上で拡散され、批判コメントが多数投稿された。

情報拡散の経緯

絵文字に商標出願をしていたことが発覚。
その内容が、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。

被害者側(炎上させられた側)の情報

担当者は20日、「当社としては権利が不明なものに関して、商品化が出来ないという見解でおりますので、権利を確認した上で、商標登録出願に至っております。」とコメントしている。

ネット上の反応

「え、これ許されるの?」
「これアウトでしょ」
「権利が不確かなものを横取りして商標にすんなっつってんのよ」
「制作者でもなんでもない無関係の人間が早い者勝ちのように商標登録できてしまうシステムが問題だと思うのだ。」
「過去の事例から何も学ばないのね」
などと言ったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

商標をめぐっては、広告代理店大手『電通』が『アマビエ』の文字商標を出願し、批判を集め、出願を取り下げる事例があった。

参考URL

  • https://news.nicovideo.jp/watch/nw8499195