パワハラ人事に批判殺到


内部告発した男性職員が、パワハラ人事を受けていたことがニュースなどで報道されたことで、町に対して批判が殺到。炎上騒ぎへと発展した事例である。


パワハラ人事に批判殺到

問題発生の経緯

問題は中国新聞が2020年6月8日にウェブで報道して発覚した。

山口県田布施町で、男性職員は2018年4月に税務課に配属されて間もなく、町が固定資産税を過大に徴収しているミスに気づいた。同年5月に上司に報告したが、調査や公表をしなかったため、19年に入り町議に内部告発。19年6月に町議が問題を追及したことを受け、町はミスを認めた経緯がある。

町議への告発前に、職員は既に別の部署に異動させられており、19年4月には町の外部団体に派遣された。20年4月の異動を含め、異動は2年間で3回に上る。
18年度の業務評価では、税務課長がこの職員の人事評価を「成果なし」の「0点」とするなど異例の扱いを受けていた。
職員は現在、町関連の資料などを集めて刊行する部署に勤務する。在籍するのはこの職員1人だけ。執務室は役場別棟の和室で、畳の一部が剥がされ机などが置かれている。

この報道がされると、ネット上では執務室の写真などと一緒に拡散されると、町に対して批判コメントが殺到している。

情報拡散の経緯

パワハラ人事の内容が記事で掲載される。
ニュースや、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。
騒動を受けて釈明するも、批判が続く。

被害者側(炎上させられた側)の情報

町総務課の課長が、住民らからの問い合わせへの「想定問答集」を作ったとコメント。その中には、この職員が原因で周りの職員が精神的に行き詰まったとして「他の職員を守る必要がある」と記していたことが発覚し、さらに批判が相次いでいる。

ネット上の反応

「絵に描いたようなパワハラ人事」
「悪い事して隠して見つかって…そりゃ追い詰められるでしょ」
「管理者には厳罰を望みます」
「地方の小さい行政は権力の巣窟」
「もう頭から腐ってる自治体って事ですね」
などといったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

町には2020年6月11日までに500件を超す苦情などの電話やメールが寄せられている。9日には「役場を爆破する」とのメールもあり、11日の町議会の経済厚生委員会で亀田課長が報告した。

参考URL

  • https://news.livedoor.com/article/detail/18421332/
  • https://news.yahoo.co.jp/articles/3318f35ea02308bf8bb558db0adea122a32362b5