ファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナのアカウントで公開された宣伝動画に対し、中国で「人種差別的」との批判が殺到し、炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
一連の宣伝動画はドルチェ&ガッバーナのInstagramアカウントなどで公開されたもので、アジア系のモデルが、はしでイタリア料理を食べるのに苦労する様子が映っている。動画は「中国への贈り物」と銘打った「グレートショー」を宣伝する目的で制作された。
最初の「エピソード」が公開されたのは2018年11月18日。赤いドレスに身を包んだモデルがピザを食べようとする内容で、ステレオタイプな中国音楽をバックに、はしでピザをつついている。続けてナレーターが「はしをナイフのように使ってはだめ」などとアドバイスする場面もある。
2、3番目の動画では、同じモデルがカンノーロやスパゲティを食べようとしている。ナレーターはブランド名の発音を間違っている様子で、中国人による「ドルチェ&ガッバーナ」の言い方を揶揄(やゆ)したものだと解釈も出た。
この動画が公開されると、中国で「人種差別的」との批判が殺到。大炎上となっている。
情報拡散の経緯
D&GがInstagramに揶揄した動画を投稿。
この投稿が、SNS等で拡散。
中国では「人種差別」と批判が殺到。
炎上騒ぎへと発展。
加害者側(炎上させた側)の情報
D&GはInstagramへの投稿で、アカウントがハッキング被害にあったと主張。法律事務所が調査を行っているなどと説明している。
ネット上の反応
このニュースを読んだ日本のユーザーからは
「ハッキングされたとは、苦しすぎる言い訳だなぁ」
「やる側はウケ狙い、軽い気持ち。だがやられる側にとってはそうではない。」
「脚本作ってモデル雇って撮影編集してと、随分と手の込んだことをするハッカーがいたものだな」
「ピザくらい箸で食べられるでしょ」
「どんな言い訳をしても、やっぱり小馬鹿にはしてるよね」
などといったコメントが多数投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
D&Gは中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」で、2018年11月21日に上海で予定されていたファッションショーの延期を発表した。
延期の発表に先立ち、多数の有名人の招待客がショーへの参加を見送ると表明していた。
参考URL
- https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181122-35129093-cnn-int
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