9.11で人命救助した青年に暴言で炎上


ビートたけしがテレビ番組内で、「あの人が余計なことしなきゃもっと助かった」などと人命救助した青年に暴言し批判が殺到。炎上騒ぎへと発展してしまった事例である。


9.11で人命救助した青年に暴言で炎上

問題発生の経緯

2018年11月5日に放送された『世界まる見え!テレビ特捜部』でのある一幕がネット上で批判を集めている。

この日番組では「赤いバンダナの男」として、9.11テロの際、燃え盛る世界貿易センタービル内で、人々に避難指示を与えたり、自ら救助活動をして10人の命を救い、自身は命を落としてしまった24歳の男性が紹介された。青年は赤いバンダナで口と鼻を覆いながら当時南棟の78階と61階を何度も往復し救助活動を行っており、航空機が直撃した78階以上の生還者18人のうち、10人は青年が救助したことも明かされていた。

VTR後、スペシャルパネリストのビートたけしは「18人が残って、あの人が何かやらなかったら、18人より助かったって言ったら怒られるかな?」と発言。ゲストが呆気に取られていると、たけしはさらに「あの人が余計なことしなきゃ、もっと助かった。こっちこっちって言うから、みんな迷っちゃった」と重ねた。

しかしVTR内では、南棟の航空機が直撃したフロアで、唯一現存していた非常階段を青年が適切に誘導したと紹介。非常階段を使う以外に生存する方法があるということもなく、生存者が青年によって惑わされたというエピソードは一切なかった。このため、このたけしの発言を受け、ネット上には批判の声が殺到。炎上騒ぎへと発展している。

情報拡散の経緯

テレビ番組内で人命救助した青年に暴言。
この発言が、SNSや掲示板等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展してしまう。

ネット上の反応

「言っていいことと言ってはいけないことがある」
「命を懸けた救助活動を『余計なこと』って…ドン引きした」
「感動してたのにあの発言は最低すぎる」
「コイツは何様や」
「たけしもボケてきたな」
「たけちゃんに何を求めてるんだ?」
「ツービートの頃からこういうブラックなジョークばかりじゃん」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

批判の中には、「この発言カットしない番組側ってどうなの?」「感動させておいて胸糞発言で視聴者地に落とす番組ってなんなの?」と、番組サイドの責任を問う声も見られた。

参考URL

  • https://news.nicovideo.jp/watch/nw4145901?news_ref=search_search