「体型批判」スウェットを販売したRevolveが炎上


ショッピングサイトのRevolveが販売したメッセージ入りのスウェットが「体型批判」だと批判が殺到。炎上騒ぎへと発展してしまった事例である。


「体型批判」スウェットを販売したRevolveが炎上

問題発生の経緯

今回のキャンペーンは、Revolveでアイテムを販売するファッションブランドのLPAが、レナ・ダナム、エミリー・ラタコウスキー、カーラ・デルヴィーニュ、スキ・ウォーターハウス、パロマ・エルセッサーに声をかけて行ったネットイジメ撲滅キャンペーン。

この5人の女性セレブたちが実際にネット上で言われた心ない言葉を提供し、そのメッセージを通してネットイジメの深刻さを訴え、若い女性をエンパワーする団体Girls Write Nowに寄付をするはずだった。

しかし今回Revolveで「デブは美しくない。それはただの言いわけ」というメッセージが入った商品を、Revolveは独断で、体型批判が描かれたスウェットを細い白人モデルに着せてサイトに公開。これでは、細身の女性がそうでない女性の体型を批判しているように見えてしまい、キャンペーンの本来の意図が伝わらない。さらに、多様なボディシェイプを称えるキャンペーンでファッション業界の標準体型であるモデルが使われたことにも疑問が投げられている。

画像が公開された直後、参加者の1人であるレナがInstagramで怒りを爆発。このコメントが拡散され、Revolveに対して批判が殺到している。

情報拡散の経緯

Revolveが「体型批判」スウェットを販売。
細い白人モデルに着せてサイトに公開。
この画像が、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到し、炎上。
騒動を受けて、問題の画像を削除する。

加害者側(炎上させた側)の情報

この件を受けて、Revolveが「このキャンペーンに関わったすべての人々、とくに、レナ、エミリー、カーラ、スキ、パロマ、そして顧客の皆様、さらにコミュニティ全体に謝罪します」とサイトに投稿した。

ネット上の反応

「やってしまったな」
「ポジティブだったはずのキャンペーンなのに」
「独断で進めた方が悪い」
「完全にキャンペーンの意図を反映していない」
「この写真ではと思う人はいなかったのかな?」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

サイトから商品の画像を削除したRevolveは、同時に、約220万円をチャリティに寄付したという。

参考URL

  • https://front-row.jp/_ct/17205497


https://pixabay.com/