クロ現で紹介された道徳授業に批判


『クローズアップ現代』で紹介された道徳授業で、「家族愛」に関してある男児が発した意見が否定され、ネット上で批判が殺到し炎上騒ぎへと発展している事例である。



問題発生の経緯

2018年4月23日に放送された『クローズアップ現代+』の、道徳授業での一幕が物議を醸している。

番組では、「家族愛」を教える授業で、題材になったのは、国の検定に合格した教科書の「お母さんのせいきゅうしょ」という話で、ある日たかしが、お手伝いをした分のお駄賃500円を請求する紙切れをお母さんに渡します。すると、お母さんは500円と一緒に、「看病代」など、いつもしてあげていることのリストに「0円」と書いた紙をたかしに渡します。「それを見たたかしの目には涙があふれました…」というエピソード。

新任の女性教諭には、母親の「無償の愛」を通じて「家族愛」を考えさせたいという狙いがあり、お母さんの気持ちを考えるように子どもたちに促すと、「私の宝物はたかしだから、お金なんてもらわないよ」など、「家族にはお金を求めないのが当然」という意見が次々に挙がる。
そんな中、1人の男の子から「お母さんは家事に対してお金をもらいたいのでは」という、これまでと異なる意見が出た。

発表した男の子のプリントには、「私は0円なのよ、お母さんの気持ちになってみなさいよ。せっかく家事とかをしているのに。子どもっていいな。えらいことをするとお金をもらえるから」と書かれていました。

意表をついた言葉に教室の子どもたちはワッと笑い、先生は「でも、お母さんは0円の請求書を渡した。お金がほしい、いいなと思うんだったら…」と話すと、他の生徒がすかさず「たしかに、1円、10円、100円でも書いて渡せばいい」と応じました。
男の子はそれ以上意見を言うことはなく、目には涙が浮かんでいました。

ネット上では、この場面を問題視した様々なツイートが拡散し、批判が殺到。炎上騒ぎへと発展してしまった。

情報拡散の経緯

『クローズアップ現代』で道徳授業が紹介。
ある男児が発した意見が否定されてしまう。
この模様が、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展してしまう。

ネット上の反応

「つらい…この子悪くないよ。立派に自分の意見を言った」
「少数意見封殺、自分の意見を言ってはいけない社会」
「「家族の愛は無償」って植え付けるのは、おかしい。」
「無償なわけがない。」
「この話は道徳の教科書の十八番だよ」
などといったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

発言した男の子が、泣いてしまう場面も拡散されており、先生に対して批判コメントが多数投稿されてしまっている。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/14632148/