韓国失格でネット憤怒、カナダ選手のSNS炎上


平昌五輪のショートトラック女子の決勝で、韓国の選手が失格となったことで銅メダルを手にしたカナダの選手に対し、ネット上で悪質なコメントが殺到し大炎上となっている事例である。



問題発生の経緯

2018年2月13日に行われた平昌冬季五輪のショートトラック女子500メートル決勝で、韓国のチェ・ミンジョンが失格となったことで銅メダルを手にしたキム・ブタン(カナダ)に対し、インターネット上で1万件を超える悪質なコメントが殺到した。

チェ・ミンジョンは決勝で、アリアンナ・フォンタナ(イタリア)との接戦の末に2位でゴールしたが、キム・ブタンを追い越す際に手で相手の膝を押したとして失格となった。チェ・ミンジョンはレース後に判定を受け入れるコメントを出した。しかし怒りの収まらない韓国のファンたちは「ブタンもチェ・ミンジョンを押したのに、チェ・ミンジョンだけが失格になった」として、TwitterやInstagramなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のキム・ブタンのアカウントを悪質なコメントで埋め尽くした。

中には「選手への非難は自制しよう」と呼びかけるネットユーザーもいたが、「中継を見ていないのか」などと攻撃された。キム・ブタンのSNSのコメント欄はあっという間に炎上した。

「追いかけて殺してやる」などと殺害をほのめかす脅迫文まで書き込まれたことから、カナダ・スケート連盟がカナダ警察や国際オリンピック委員会(IOC)と共に対応に乗り出し、大騒動に発展している。

情報拡散の経緯

五輪のショートトラック女子の決勝で、韓国の選手が失格。
その直後から、カナダ選手へのバッシングが始まる。
SNSには悪質なコメントが殺到し炎上。
騒動を受けて、SNSのアカウントを全て非公開に変更した。

被害者側(炎上させられた側)の情報

この事態を受け、キム・ブタンは2018年2月13日夜にSNSのアカウントを全て非公開に変更した。

ネット上の反応

韓国のユーザーからは、
「反則でメダルを取った。恥を知れ」
「前回は沈錫希(シム・ソクヒ)を押した選手だ。もっと罵倒しよう」
「パパにそうやってメダルを取れと教えられたのか?」

このニュースを見た日本ユーザーからは、
「スポーツでいつも汚い行動をするのに、品位のカケラもないのだろう」
「「民度」が低すぎる」
「選手同士は納得しているのに、こうやって外野が相手をSNSで本人に対して誹謗中傷するとか本当にあり得ない」
などといったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

レース後1時間で、キム・ブタンのSNSには非難のコメントが1万件以上殺到し、キム・ブタンは韓国のポータルサイトの検索ワード1位に浮上した。

参考URL

  • http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/14/2018021403011.html