大阪・松井知事、新潟・米山知事に名誉毀損で損賠提訴


Twitterで著名人らに論戦を仕掛けて、炎上騒ぎを起こしていた新潟県の米山隆一知事が、ついに自身の投稿で訴えられてしまった事例である。



問題発生の経緯

Twitterで著名人らに論戦を仕掛けてきた新潟県の米山隆一知事が、ついに自身の投稿で訴えられた。大阪府立高校の頭髪指導訴訟をめぐる投稿で名誉を傷つけられたとして、日本維新の会代表で大阪府の松井一郎知事が、米山氏に550万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴したのだ。前代未聞、知事同士の法廷バトルの背景とは。

「事実誤認にもかかわらず謝罪がなかった。僕と維新の会に対する侮辱で反省すべきだ」「一般国民の意見には、事実誤認があっても謙虚に拝聴しますが、公人は影響力をわきまえなければ」提訴が明らかになった2018年1月18日、松井氏は府庁での記者会見や自身のTwitterでこう説明した。

米山氏は2016年に新潟県知事に初当選したが、かつては維新に所属して2013年の参院選に挑戦した過去もある。

訴状などによると、きっかけは米山氏が2017年10月、Twitterで大阪府立高での頭髪指導をめぐる訴訟に言及したこと。府立高の責任者は「維新の松井さん」とし、「異論を出したものをたたきつぶし党への恭順を誓わせてその従順さに満足する」などと投稿した。これに対し、松井氏側は「党内でまるで『独裁者』であるかのように振る舞っているとの印象を抱かせる」と反論する。

米山氏の投稿が注目されたのは最初ではない。

2017年3月、学校法人「森友学園」問題を国会で追及する野党の姿勢などをめぐり、維新前代表で橋下徹前大阪市長と批判の応酬を続けた。
2017年4月には、作家の百田尚樹氏の北朝鮮をめぐる投稿に「もはや危険人物」とツイート。同8月には、医師の高須克弥氏による特攻隊員に関する投稿に「反吐(へど)が出る」と批判し炎上騒ぎを起こしていた。

情報拡散の経緯

Twitterで著名人らに論戦を仕掛ける。
この投稿が、SNSや掲示板等で拡散される。
ユーザーからは、批判コメントが殺到。
その中の投稿に対して、名誉毀損で損賠提訴される。
ネット上では、米山知事に批判が相次ぎ炎上状態に。

加害者側(炎上させた側)の情報

提訴を受けて米山氏は2018年1月18日、「政治に対する正当な論評だ。言論の自由をどう考えているのか」と報道陣に語った。

ネット上の反応

「炎上芸人の次は炎上知事」
「どうでもいいことに熱を入れないで県民の期待に応えたら?」
「公務そっちのけで他人のSNSを四六時中のぞいてるイメージしかないわ」
「米山ってなんで知事になれたの?」
「新潟県の人はどう思ってる?」
などといったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

相次ぐ著名人らとの論戦は2017年9月の新潟県議会でも取り上げられ、県議が「投稿の自粛」と「県政への集中」を求めていた。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/14185557/