中国の結婚式で新郎が旧日本軍の軍服を着用 ネットで非難が殺到


中国で、旧日本軍の軍服を模した格好の新郎が新婦を連れ去ろうとする結婚式の動画がネット上に公開され、批判が殺到。炎上騒ぎとなっている事例である。



問題発生の経緯

2017年11月10日、鳳凰網など複数の中国メディアは、中国で行われたある結婚式の動画に、ネットユーザーから非難の声が噴出したと報じた。

紹介された動画は、雲南省大理市にある湖付近の屋外で最近行われた結婚式の様子だという。旧日本軍の軍服を模した格好の新郎がのしのしと歩き、正面にいる純白のウエディングドレスの新婦のもとに近づいていく。そして新婦の前に立つと「よし、花姑娘(ホアグーニャン)」と叫んで新婦の肩に手を回し、連れ去ろうとする。
そこで周囲から歓声が起こり、新郎はギャラリーの方を向いて頭を下げながら再び何かを叫んでいる。

『花姑娘』は、中国大陸にいた日本兵がしばしば用いていたとされる言葉で、若い娘を意味する。昨今の「抗日神ドラマ」でも、村落を襲撃して物を略奪し、若い娘を捕まえようとする日本兵役のセリフとしてよく使われているようだ。

この動画を見た中国のネットユーザーからは、批判コメントが殺到し、炎上騒ぎとなっている。

情報拡散の経緯

中国のとある結婚式の動画がネット上に公開。
新郎が旧日本軍の軍服を着用して、新婦を連れ去る内容。
この動画が、SNSや掲示板等で拡散。
批判コメントが殺到し、炎上騒ぎへと発展。

ネット上の反応

中国のネットユーザーからは、
「頭が悪すぎる!」
「低俗極まりない」
「侮辱だ」
「実に気分が悪い」
「村のお年寄りたちは憤慨していることだろう」
「民族の恥を娯楽として消費するのは、世界を見ても中国人だけだろう」
などといったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

また、「これは抗日神ドラマのせいだ!」「エンタメ界とメディア界の強力な宣伝で、悲惨な歴史が喜劇に変えられてしまった」「もう放送禁止にせよ」など、荒唐無稽な演出に批判が集まっている抗日ドラマを批判する意見も見られた。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/13885276/