中国・江蘇省の運送会社で荷物を蹴る動画が炎上


中国・江蘇省の運送会社の配達員が、作業中の荷物を蹴り飛ばすという動画が配信され、ネット上で炎上騒ぎへと発展している事例である。



問題発生の経緯

中国のeコマース企業による大規模なインターネット商戦が展開され、運送会社の注文も爆発的な成長をみせた2017年11月11日の「独身の日(双11)」。そのさなかに、中国・江蘇省の配達員が作業中の荷物を蹴り飛ばすという動画が配信され、炎上した。運送会社のYunda Express、Jiangsu、Yancheng、Tinghu区北杯支社は2017年11月12日、この件について「配達員は『双11』の残業に不満を持ち、自作自演で悪意的をもって動画を撮影し、自身のうっぷんを晴らしたものと思われ、会社はすでに警察に通報し責任を追求しています」と述べた。

2017年11月12日にインターネット上にアップされた動画では、2人の配達員が荷台の中で足を使い、荷物を1個ずつ蹴りながら荷下ろししている。車外にいるもう1人が動画を撮影し、絶えず「力を入れろ!力を入れろ!」と叫ぶ。それを聞いた荷台の中にいる別の配達員は足を蹴り上げる速度を上げ、笑い声も聞こえた。

この動画がネット上に公開されると、批判が殺到し、炎上騒ぎとなってしまった。

情報拡散の経緯

運送会社の配達員が荷物を蹴る動画が、ネット上に公開。
この動画が、SNSや掲示板等で拡散。
批判が殺到し、炎上騒ぎに。
自作自演で悪意的をもって動画を撮影したと判明。
これを受けて、会社は警察に通報し責任を追求。

加害者側(炎上させた側)の情報

事件は2017年11月11日正午、荷物の積み下ろし作業時に起こった。
2人の配達員は会社から午前7時に出勤するよう指示されたことに対して不満を感じ、配達員が「自作自演」の動画を撮影した。撮影者も会社のスタッフだった。

ネット上の反応

このニュースを見た日本ユーザーからは、
「この人たち佐川の動画見てるよね。」
「運送業界のすさんだ労働環境は日本と共通するものがあるかもしれない」
「どこもいっしょ」
「そんな事ぐらいで炎上するようになったのか?」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

運送会社は、「今回の事件は故意に会社の名誉を毀損(きそん)するものであり、お客様の荷物も破壊し、撮影者と荷物を蹴った者は会社の一部業務を請け負う立場でありながら、自作自演で悪意的ある動画を配信しインターネットで拡散させた。会社はすでに警察に通報し、法的責任を追求しています」と述べている。

参考URL

  • http://www.afpbb.com/articles/-/3150469