IKEAの中国向けCMに不適切との声「独身の人への差別に満ちている」


IKEAが中国向けに制作した新コマーシャルが視聴者の間で物議を醸し、同社が謝罪声明を出す事態となっている事例である。



問題発生の経緯

中国の動画サイトを見てみると、問題のCMは両親と娘が重苦しい雰囲気の中で食卓を囲むシーンから始まる。「ママ…」と何か言いたげな娘に対し、母親は「彼氏を連れて帰らないならママなんて呼ばないで!」とピシャリ。そこへ玄関のベルが鳴り、娘が花束を持った男性を「私の彼氏なの」と紹介する。すると両親の表情は一変、食器をいそいそと並べて男性を歓迎するという内容だ。最後には「毎日を気軽に祝おう」というフレーズが流れる。

記事によると、視聴者が問題視したのは「彼氏を連れて帰らないならママなんて呼ばないで」というセリフだ。「適切さに欠けている」「的外れな価値観を伝えている」などとして、ネット上には「がっかりした」とのコメントが寄せられたという。

情報拡散の経緯

IKEAの中国向けCMに不適切との声。
この動画が、SNS等で世界中に拡散。
批判コメントが殺到し炎上。
騒動を受けて、謝罪をする。
放映を全面的に中止することに。

加害者側(炎上させた側)の情報

この問題についてIKEAは2017年10月24日午後に出した声明で「CMに対する皆様の関心に感謝するとともに、CMが発した間違ったイメージについて心からお詫びします」と謝罪した。

ネット上の反応

このニュースを見た日本ユーザーは、
「イケアを昼寝のための施設としてしか見てないくせに」
「最初から炎上ありきで注目してもらおうという魂胆だろ」
「実家に帰省するとき向けのレンタル彼氏彼女がガチであるから」
「彼女がいないと親子の縁を切られる時代か」
「意味が全く分からん」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

同社は近日中に放映を全面的に中止する方針も示しており、PR部門の責任者は「平凡なリビングがどうすれば喜びに満ちた環境に変わるか消費者に見てもらいたかった」などと説明した上で、「男女平等はイケアが一貫して提唱してきたこと」と指摘したという。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/13797129/