部下を口説く「セクハラにならない誘い方」 記事に非難


雑誌『プレジデント』に掲載された、「セクハラにならない誘い方、口説き方」という記事に対して批判が殺到し、炎上騒ぎとなっている事例である。



問題発生の経緯

記事は「自分がどんどん有利になる 場面別 人付き合いの高等テクニック7」という特集の1ページとして掲載された。同じ特集内では、「自分勝手な人と仕事」をする際のポイントを東国原英夫さんが伝授したり、元リッツカールトンホテル日本支社長の高野登さんが「初対面の挨拶」をスムーズに行う方法を解説したりしている。

話題になった記事は「女性と仲良くなる」をテーマに、弁護士の話を元に編集部が作成したとある。副題は「セクハラ扱いされないための理想の”合法”デートコース」。
意中の女性を最初から1対1で誘うのはセクハラに認定されるリスクがあるので、まずは2対2で食事をすべきこと、その後1対1になれたら密室ではないオープンな空間で口説くべきといったアドバイスが紹介されている。このほか、「事前にホテルを確保しておくのであれば、シングルとセミダブルの2部屋を予約する。この方法であれば、『別々の部屋に泊まろうと思っていた』と言い訳ができるし、口説くことに成功した場合はセミダブルの部屋を利用できる」といった記述がある。

特に批判を集めているのは、「チェックインする前に、一緒に近隣のコンビニでお酒を買うのも役に立つ。一般的に、2人でホテルの同じ部屋に入り、そこに一緒に買ったお酒を持ち込むという行為は『合意の成立』を推認する重要な判断要素となる」という箇所で、これにはネット上では多数の疑問が上がっている。

情報拡散の経緯

『プレジデント』に掲載された「セクハラにならない誘い方」という記事が話題に。
さらに、弁護士の話を元に編集部が作成した「合法」デートコースを紹介する記事。
その内容が、SNSや掲示板等で拡散。
脱法行為の指南と受け取られても仕方ないと非難の的になっている。

加害者側(炎上させた側)の情報

「セクハラした・していないの水かけ論を防ぎ、ホワイトな人間関係を築いてほしいという思いで作りました。無理やり個室に連れ込むなどの事例がある中、男性に紳士的な振る舞いをしてもらいたいと思っています」
と主旨を説明した。一部で言われている「合法セクハラの紹介」といった意図は無いとい強調する。

ネット上の反応

「本当に合意の成立を推認する判断要素になり得るのか」
「読む人に誤解されること自体がアウトだと思う」
「売るためには何でもするのか?編集部で反対する奴はいなかったのか。」
「今時雑誌なんか参考にしてる奴はちょっとアレだもんな」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

ネットでは、「訴えられないセクハラ、『合意があった』で押し通せるレイプ指南ですか 最低だ」といったコメントが多数投稿されている。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/13367953/