中国人孤児たちの総合格闘技クラブ、動画拡散で波紋


中国で、親を亡くした12歳の少年2人がおりの中で総合格闘技を戦う動画がネット上で拡散し、波紋を呼んでいる事例である。



問題発生の経緯

報道によると、同国南西部の四川省成都にある総合格闘技クラブでは、親を亡くした幼い子ども数百人を養子とし、養育するとともに格闘家としてのトレーニングを受けさせている。

物議を醸したのは中国の民間動画ストリーミングサイト『梨視頻(Pear Video)』で配信された短いドキュメンタリー動画で、小学生ほどの年代の少年2人が八角形の鉄製のおりの中で激烈な戦いを繰り広げる様子が捉えられていた。一方の少年は相手の少年をノックダウンすると、マット上でうずくまる相手の頭部や体をさらに何度も殴りつけている。傍らではビキニのトップスとジーンズのショートパンツを着たモデルたちが声援を送り、マイクを持った男性が少年たちは「自らの運命のために戦っている」と叫んで観衆をあおっていた。

ドキュメンタリーの中で総合格闘技クラブの創設者は、孤児を管轄する民生部の地方支所が子どもたちを連れてきたと語っている。またクラブの子どもたちの大半は、チベット族を含む中国の少数民族の出身だという。

この動画がネットで拡散。中国紙は、クラブが児童を搾取しているとして非難している。

情報拡散の経緯

孤児たちの総合格闘技動画がネット上に公開。
この動画がSNS等で拡散し、波紋が広がる。
中国紙は、クラブが児童を搾取しているとして非難。
中国版Twitterでも、様々な意見が投稿されている。

ネット上の反応

このニュースを見た日本ユーザーは、
「普通に虐待じゃないのか?」
「食えないんだったら仕方がない、とは言えない状況」
「中国ってすべてが目を背けたくなる様な、悲惨さがあふれている。」
「21世紀とは思えない出来事」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

ドキュメンタリーの中である14歳の少年は、安全でしかもきちんと食事ができて幸せだと述べている。
このクラブがなければ、少年たちは路頭に迷い、犯罪に手を染めるかもしれないと擁護しているユーザーもいるようだ。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/13381262/
  • https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170724-00000037-jij_afp-int