綱渡り天才児の父、息子にビール飲ませ炎上


中国で綱渡りをする6歳の男の子に、父親が綱渡りをした後にビールを飲ませる映像を流したことから、批判が相次ぎ、炎上騒ぎとなっている事例である。



問題発生の経緯

中国四川省成都市郊外の農村で、目隠しをして、竹の長い棒を持って平衡を保ち、綱渡りをする6歳の男の子の映像がインターネット上でライブで流されたことから評判となり、多くの人々が称賛の声を送った。しかし、この子の父親は綱渡りをした後の息子にビールを飲ませる映像まで流したことから、批判が相次ぎ大きな騒動に発展している。

父親の張愈さんは息子の王王君が小さいころから自宅前の庭にある木と木を綱で結んで、その上を歩かせる綱渡りを教えていた。
王王君は生まれつき運動神経がよく、平衡感覚も優れていたため、簡単に綱渡りをマスター。張さんは王王君に布製の目隠しをして、竹の棒を持たせて、改めて綱渡りをさせたところ、何回かの失敗のあと、それをマスターした。
張さんはインターネットで、王王君の綱渡り映像をライブで流したところ、多数のフォロワーがついたところから、スポンサーも現れ、張さんの生活も安定したという。

そんな矢先、張さんが王王君にビールを飲む映像が流されたことから、ネット上では「子供にビールを飲ませて、健康が心配。あまりにも非常識だ」などと、張さんへの批判が多くなり、炎上騒ぎとなってしまっている。

情報拡散の経緯

綱渡りの息子の動画を投稿。
その動画には、ビールを飲ませる映像が写っていた。
問題となった動画は、SNS等で世界中に拡散される。
ネット上で、批判コメントが殺到し、炎上騒ぎに発展。

加害者側(炎上させた側)の情報

これに対して、張さんは「成都は蒸し暑いので、王王も少しくらいならば、ビールを飲んでも大丈夫だよ」とコメントしている。
さらに、フォロワーからの「張さんは子供を金もうけの道具にしている」との批判には「そんなことは考えていない。ただ、田舎の子どもたちの教育費になるような基金を作りたいと思っている」と平然と言ってのけている。

ネット上の反応

「さすが中国、お金に成ることは、子供でも何でも良い、儲かりさえすれば全て良し。」
「アルコールは少量でも脳に影響を受けるから成長期の子供に飲ませたら駄目だよ。」
「子供にビールを飲ませて苦い顔をするのを皆で笑う、みたいなノリあったけどね。」
「綱渡りは一つの「芸」としては良いにしろ、飲酒はアカンでしょ」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

張さんの言動について、地元の警察当局が「子供を虐待している疑いがある」などとして捜査を開始したことが分かり、張さんは慌ててライブ放送を中止、王王君も自分一人で綱渡り遊びを楽しんでいるという。

参考URL

  • http://blogos.com/article/235027/