「ただのゴミ」テレ東番組が炎上


テレビ東京のバラエティー番組で、父親が大切にしている「思い出のガンプラ」を、家族や芸能人が寄ってたかって「捨てる」よう強要する場面が放送され、批判が殺到。
炎上騒ぎへと発展している事例である。



問題発生の経緯

『今日で捨てましょう!』は、テレ東系の『土曜スペシャル』枠で2017年7月1日に放送された特別番組。「捨てたくても捨てられないモノを今日で捨てましょう!」をコンセプトに、廃品回収ワゴンに乗り込んだ出演者が一般視聴者からの依頼に応えていく内容だ。

その中で取り上げられたのが、「父親のガンプラを捨てて欲しい」という依頼だ。これをリクエストしたのは娘と妻で、捨てたい理由については「けっこう古いし、ホコリも被っているから」と説明していた。この依頼を受け、お笑い芸人の千原ジュニアさんら出演者は父親の元へ。ジュニアさんが「(家族が)ガンプラ捨てたいって言ってます」と単刀直入に切り出すと、父親は、「いや、えっ…!? どんな話になってるんですか?」と困惑。続けて、「全然ありふれているものなんで、価値はないと思います」としつつも、「私にとっては価値があるものなんです」と訴えていた。

ガンプラの処分に渋る夫に対し、妻は「このまま持っていても、どうせ(夫は)ちょっと先に死ぬだろうから。死んだらもう、ただのゴミでしょ」と痛烈な一言。これには父親も、「死ぬまで持っててよ、とりあえず…」と泣きを入れたが、それでも出演者や家族の攻勢は止まらず。最終的には、「何とかお願いします」「そもそも、なんで責められなきゃいけない」と懇願を繰り返す父親の気持ちを踏まえ、持っているガンプラの中から「1つだけ」捨てることに。

こうしたやり取りを受け、視聴者からはTwitterやネット掲示板に、批判コメントが殺到。さらには、テレビ東京の公式Twitterアカウントに対しても、批判コメントを送るユーザーも続出しており、炎上騒ぎとなっている。

情報拡散の経緯

テレビ番組内で、「思い出のガンプラ」を捨てるよう強要する場面が放送。
この放送を見たユーザーが、Twitterや掲示板に批判コメントを投稿。
この投稿で、さらに拡散。
公式Twitterアカウントに対しても、批判コメントを送るユーザーが殺到。
炎上騒ぎへと発展。

ネット上の反応

「不快感以外何も感じなかった」
「見ていて心の底から辛かった 嫁さんと子供は自分の好きな物を捨てられたらどう思うのだろうか…」
「いるいらないの問題じゃないでしょ。。 本人が大事にしてるものを何でそんなぞんざいに扱うの?」
「とても不愉快な番組でした」
「こんな酷い番組、生まれはじめて見ました」
といったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

J-CASTニュースは2017年7月3日昼、今回の番組内容に批判が出ていることについて、テレビ東京に取材を申し込んだが、「担当者が不在にしている」として、同日18時時点で回答はない。

参考URL

  • https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0703/jc_170703_0216929002.html