女優エリザベス・バンクスが、受賞式で行ったスピーチで「スピルバーグは女性を主人公にしない」と発言し批判が殺到。炎上騒ぎへと発展してしまった事例である。
問題発生の経緯
『ハンガー・ゲーム』シリーズのエフィ役などで知られる女優エリザベス・バンクスが自身の舌禍で謝罪する事態に追い込まれた。
映画界で働く女性の機会均等を啓蒙、促進する非営利団体『WOMEN IN FILM(WIF)』は、めざましい活躍をした女性を讃える年間表彰「クリスタル+ルーシー・アワード」を主催している。今年はバンクスにクリスタル・アワードが贈られたが、受賞式で行ったスピーチが炎上のきっかけを作ってしまった。
「『インディ・ジョーンズ』も、『ジョーズ』も、スティーブン・スピルバーグが撮った映画は全部観に行ったわ。でも、彼は女性が主人公の作品は1本も作っていない。ごめんなさいね、スティーブン。あなたを貶めるつもりはないのよ。でもこれが真実よ」
しかし、スピルバーグはウーピー・ゴールドバーグ、オプラ・ウィンフリーが主演する黒人姉妹の物語『カラーパーブル』を製作・監督している。このミスに気づいた映画ファンが彼女を総攻撃し、Twitterアカウントが大炎上してしまった。
情報拡散の経緯
女優エリザベス・バンクスが受賞式で行ったスピーチを行う。
その際、「スピルバーグは女性を主人公にしない」と発言。
この発言が、SNSや掲示板等で拡散。
ミスに気づいた映画ファンが彼女を総攻撃する。
Twitterが大炎上してしまう。
その後、Twitterの火消しに取りかかり、謝罪コメントを掲載。
加害者側(炎上させた側)の情報
「大失態を演じてしまいました。WIFの受賞式でスティーブン・スピルバーグについて言及した際の私のコメントは正しくありませんでした。今後は自分の言ったことに全責任を持つことをお約束します。申し訳ありませんでした。あの発言をしたとき、私の頭にあったのはスティーブンの最近の作品で、『カラーパーブル』を意図的に排除したわけではありません」とTwitterに謝罪コメントを掲載。
ネット上の反応
このニュースを見た、日本ユーザーは、
「平等って怖い世界かもね」
「無知の主張ほど愚かなものはありません。」
「何でも平等平等ってなんか逆におかしい」
「感情の暴走からの決めつけ良くない」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
単なる見落としであったとしても、『カラーパーブル』が黒人女性を描いた作品であったことで「人種差別では」と痛くもない腹を探られる結果となった。
『カラーパーブル』はアカデミー賞で作品賞、主演女優賞を含む11部門にノミネートされるも受賞はことごとく逃し、無冠の名作として知られている。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/13211109/
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