内閣府の「おとう飯」キャンペーンがプチ炎上


内閣府男女共同参画局はさらなるイクメンの増加を期待し、男性の炊事知識や技能取得を促すキャンペーンを開始した所、批判コメントが殺到してしまった事例である。



問題発生の経緯

仕事と家事、子育てを両立させる男性が「イクメン」と持て囃されて久しい。内閣府男女共同参画局は、男性の炊事知識や技能取得を促す「”おとう飯”始めようキャンペーン」を開始した。

2017年6月9日に公開されたサイトには、おとう飯の定義が「これまで料理なんかできないと思っていたあなた、立派な料理を作らなければいけないと思っていたあなた。いいんです。”おとう飯”なら、いいんです!簡単に、手間をかけず、見た目が多少悪くても、美味しければ、それが”おとう飯”」と記載されている。

このキャンペーンが2017年6月13日、NHKなどで報じられると、女性を中心に「おとう飯なら立派な料理じゃなくてもいいんですか。じゃあおかあ飯は良くないんですかね…」などの疑問が相次ぐ事態となった。
男性からも「男を舐めてるでしょ。おとう飯。時間があって必要性に迫られれば男だろうがやるだろ」「俺はずっと前から作ってるし、独身の者だっていつも外食なわけではないだろう?」といった声があり、取り組みを歓迎する声は男女とも皆無に等しい。

情報拡散の経緯

内閣府が「おとう飯」キャンペーンを開始。
このキャンペーンがマスコミで報じられる。
Twitterや掲示板等で批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展する。

加害者側(炎上させた側)の情報

男女共同参画局の広報担当者はこうした声について「今のところ私共では存じ上げておりません」と述べた上で、キャリコネニュースの取材に対し「見た目や盛り付けはさて置き、味だけに気を配ってもらうことで、『こんなに簡単に作れるんだ!』と、料理に対する心理的ハードルを下げてもらおうと企画しました。
男の料理だから見栄えが悪くてもよい、女性はだめという意図はありません」と企画の趣旨を説明した。

ネット上の反応

「役所って「どういう反応があり得るかな」って事前に考えないのかしら」
「政府は月100時間残業させてご飯まで作らせようとしてんのか」
「「余計なお世話」な事言うからこうなるんだよ」
「文句言ってるのはクレーマーだろ。バカじゃないのか?」
「こんな揚げ足取りばっかしなくてもいいじゃんかよ」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

Twitterには、男性が料理をしない理由は知識や技能の欠如ではなく、時間の無さにあるという指摘も多い。
料理のハードルを下げるより、長時間労働時間の是正や賃金上昇などの労働問題解決が先だという意見も出ていた。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/13196722/