「佐藤琢磨Vは不愉快」米紙記者、差別的投稿で解雇


自動車レースで優勝した佐藤琢磨に対して、「不愉快」とTwitterに投稿した米紙記者に対して、批判が殺到し炎上。その後、新聞社を解雇されてしまった事例である。



問題発生の経緯

世界最高峰の高速自動車レースの一つ、インディアナポリス500マイル(インディ500)で日本人ドライバーとして初優勝した佐藤琢磨に対し、「不愉快」とTwitterでつぶやいた米国人記者が、所属する新聞社を辞める事態が起きた。

この記者はデンバー・ポスト紙でスポーツ記事を担当していたテリー・フライ氏。佐藤が2017年5月28日にインディ500を初制覇した後、「メモリアルデーの週末に、日本人ドライバーがインディ500で勝つのはとても不愉快だ」などとTwitterに投稿した所、批判コメントが殺到し、炎上騒ぎとなってしまった。

米国では5月の最終月曜日は「メモリアルデー」と呼ばれる戦没者追悼記念の休日で、米国が参戦したすべての戦争の犠牲者を追悼する日になっている。

情報拡散の経緯

自動車レースで佐藤琢磨が優勝。
米紙記者が「佐藤琢磨Vは不愉快」とTwitterに投稿する。
この投稿が、世界中に拡散され、批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。
その後、Twitter上に謝罪文を掲載。
所属する新聞社を解雇される。

加害者側(炎上させた側)の情報

この投稿が炎上すると、フライ氏は
「サトウタクマに謝りたい。メモリアルデーの週末に(勝ったのが)、父が第2次世界大戦で戦った相手国(のドライバー)だったこともあり、愚かな投稿をしてしまった」などとTwitter上に謝罪文を掲載。

ネット上の反応

このニュースに対して日本では
「本音だろう、でも不特定多数に対して発言しちゃダメだ」
「凄いですね、速攻で解雇」
「差別関係は過剰に反応しすぎだと思うわ」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

デンバー・ポスト紙は2017年5月29日、編集長名で声明を出し、「無礼で許しがたいツイートを謝罪したい。彼はもうデンバー・ポスト紙の社員ではない」として、テリー氏が社を去ったことを伝えた。

参考URL

  • https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000053-asahi-spo