カンヌ国際映画祭に国旗ドレスで登場した中国女性 ネット上で猛批判


中国のネットアイドルが、カンヌ国際映画祭に「中国国旗ドレス」で登場し批判が殺到。ネット上で炎上騒ぎとなっている事例である。



問題発生の経緯

2017年5月17日に開幕したカンヌ国際映画祭では、今年もレッドカーペットで中国人タレントの珍奇な行動が注目を浴びた。一躍話題の人物となったのは、女性タレントの徐大宝(シュー・ダーバオ)。赤地に黄色の星をあしらった「中国国旗ドレス」を着用し、スター気取りで登場したためだ。

この徐大宝の正体とは、中国で大流行中の「ネット生中継」で人気を集めたネットアイドル。最近では芸能界デビューを果たし、女優活動もスタートしている。

「中国の面汚し」「祖国の恥をさらした」とネット上で猛批判を浴びている徐大宝だが、2017年5月18日に中国版Twitterで謝罪文を公開。
「もしも国旗に対して無礼を働いたと思われるなら謝りたい」と記している。

情報拡散の経緯

カンヌ国際映画祭に「中国国旗ドレス」で登場。
この登場シーンがSNS等で拡散。
ネット上で、猛批判され炎上。
これを受けて、中国版Twitterで謝罪。

被害者側(炎上させられた側)の情報

謝罪文によると、中国色を取り入れたドレスを選んだのは、中国が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」を「世界の舞台で宣伝したい」という愛国心から決断したという。また、このドレスを着てカーペットに降り立った時は、「耳元で“五星紅旗(愛国ソング)”が鳴り響き、とても誇らしかった」と記している。

ネット上の反応

「こいつに国旗を着る資格もなければ権利もない」
「これデザインしたやつもよく作ったな」
「国旗法も知らないで祖国への敬意を持ってるなんてどの口が言ってるの?」
「中国人は特に国旗を大切に思ってる。海外では違うかもしれないけど、だからって私たちもOKとはならない。」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

「出品作もなくレッドカーペットを歩く中国人女優」はここ数年、あちこちの映画祭で話題になってきた。
2016年のカンヌでは、無名女優の趙爾玲(チャオ・アルリン)がライブ中継にいきなり映り込んで警備員に制止され、各国メディアをあ然とさせている。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/13083295/