米YouTuber、子どもへの過激すぎるいたずら動画で炎上


アメリカ在住のYouTuber、マイク・マーティン氏とその妻が子どもを虐待する様子をYouTubeで公開し、批判が相次ぎ炎上している事例である。



問題発生の経緯

5人の子どもを抱えるマイク・マーティン氏は、妻とともにYouTubeアカウント『DaddyOFive』で多くの動画を投稿してきたYouTuber。
しかし彼らが投稿する動画のほとんどは、自身の子どもたちを怒鳴りつけたり、いわれのない罪で叱る、からかうという内容で、子どもたちが泣き叫ぶ様子を嘲笑していた。

特に問題視されているのが2017年4月12日(現地時間)に投稿された動画(削除済み)で、マイク氏と妻・ヘザー氏が末っ子のコーディーくんの寝室にインクをまき散らすというもの。何も知らないコーディーくんに対して、マイク氏とヘザー氏が下品な言葉で「お前がやったのか」などと罪をなすりつけて叱りつけ、その後現れた兄のアレックスくんに対しても「お前も一緒になってやったんだろう」と激しく責め立てた。

夫妻の意味不明な怒りにコーディーくんとアレックスくんが泣き出したところで、ヘザー氏が笑い出し「冗談だ」と伝えますが、子ども2人はポカンとした様子でした。
このほかにも夫妻が投稿した動画の中には、コーディーくんを過剰に叱りつけたうえ、突き飛ばしたり、額にケガをさせたように見えるものもあった。

ワシントンポストなどによると、マーティン夫妻のYouTubeチャンネルには76万人以上のフォロワーがいたが、子どもたちが理不尽にからかわれる様子に不快感を覚える人は少なくはなく、500万人のフォロワーを持つ有名YouTuber、フィリップ・デフランコ氏も夫妻の動画に苦言を呈した。

その後もDaddyOFiveには、「いたずらを超えた児童虐待だ」とする批判が相次いだが、夫妻はそれに対して「過剰反応だ」と笑い飛ばしたうえ、反論動画にも子どもたちを登場させたことによりさらに炎上した。

情報拡散の経緯

YouTubeに子どもへのいたずら動画を公開。
ユーザーからは、「児童虐待だ」と批判が相次ぐ。
夫妻はそれに対して反論したことで、炎上。
騒動が大きくなったところで、謝罪をして動画を削除。
しかし、非難殺到で子どもの親権を失う。

加害者側(炎上させた側)の情報

結局マーティン夫妻は生活もままならなくなり、これまでの動画を削除。
2017年4月22日に「私たちの人生で最悪な週だった」と振り返る謝罪動画を投稿し、「私たちはいくつかのひどい子育ての方法を取ってしまったことに気づいた。
正しいことをしたい」と語りました。

ネット上の反応

このニュースに対して日本では、
「今までの虐待より炎上した週が最悪とか謝罪にもなってないのでは」
「刑事罰を与えて良いほどの事を仕出かしたと思うのだが」
「こんな親持って子供がかわいそう」
「「you tuber」と聞いて反吐が出るのは私だけ?」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

5人の子どものうちコーディーくんと、エマちゃん、2人の子どもたちの生物学的母を名乗るローズ・E・ホール氏が動画にコメントを寄せたことから、2人の子どもを救済するための訴訟費用を捻出する募金ページが立ち上がる。
2017年4月28日にはホール氏が一時的な保護者としての権利を獲得。
その後マーティン夫妻がコーディーくんと、エマちゃんの親権を失い、今後はホール氏が2人を養育していくとのことに。

参考URL

  • https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00000019-it_nlab-sci