京都の西陣織職人がTwitterで弟子を募集したところ、その求人条件が「ひどすぎる」としてネット上で批判が相次ぎ、炎上してしまった事例である。
問題発生の経緯
今回、Twitterで弟子を募集したのは、伝統工芸士の資格を持つ西陣織職人・佐々木英人氏だ。京都市内の工房で制作した西陣織の帯や小物を、『りんどう屋』というネットショップで販売している。
そんな佐々木氏は2017年3月13日、Twitterに次のような募集文を投稿した。
「西陣織を習いたい、将来的に仕事にしたい方を募集します。ただし最初の半年は給与的なものも出ませんし、その後の仕事を保証はできません。ただ、この西陣織の職人が減りゆくなか、将来的に技術を覚えておきたい方に無料で教授いたします」
こうした投稿に対し、ネット上では批判コメントが殺到。炎上騒ぎへと発展してしまった。
情報拡散の経緯
Twitterで西陣織職人の弟子を募集。
求人条件が「ひどすぎる」とネット上で話題に。
この投稿が、Twitterや掲示板等に拡散。
さらに、批判コメントが殺到し、炎上騒ぎへと発展。
加害者側(炎上させた側)の情報
佐々木氏は取材に対して
「タダで労働させようという意図は一切なかったんです。実際、私はいまも1人の弟子を抱えていますが、彼女には自分の都合を優先して貰い、自由に来て貰っています。どちらかといえば、習い事のように捉えて頂きたかったんです」とコメントした。
ネット上の反応
「ブラック企業以下」
「やりがい搾取もいい加減にしろ」
「もう滅べばいいんじゃない」
「批判が出る意味がわからん。」
「保証もなんにもないからブラックかと言えばそれは違う気がする」
など様々なコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
佐々木氏は取材の中で、
「炎上してしまって申し訳ないとは思いますが、正直な話、この発信力には驚いています。こうした状況にならなければ、西陣織の職人についての投稿がこんなに大きな注目を集めることはなかったでしょう。その点に関しては、本当に嬉しく思っています」とも話している。
参考URL
- http://www.j-cast.com/2017/03/18293227.html?p=all
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