米国の右派系ニュースサイト『ブライトバート・ニュース』の編集者が、小児性愛を容認するような発言を含む動画が流出し批判殺到。炎上騒ぎに発展している事例である。
問題発生の経緯
米国の右派系ニュースサイト『ブライトバート・ニュース』の編集者マイロ・ヤノポロス氏が2017年2月21日、ニューヨークで記者会見を開き、辞職したことを明らかにした。
同氏をめぐっては先週末、小児性愛を容認するような発言を含む動画が流出し、非難が殺到していた。
Twitter上に流出した動画の中でヤノポロス氏は、ラジオ番組の司会者に「あなたは小児性愛の意味をはき違えている」と指摘した上で「小児性愛は、性的に成熟した13歳に性的魅力を感じることではない。思春期さえ迎えていない子どもへの執着だ」と語っている。13歳の子どもとの性行為を擁護しているととられかねない発言だ。
この問題を受けてヤノポロス氏は書籍の出版契約や講演計画が白紙になっていた。
情報拡散の経緯
ニュースサイト編集者が問題発言の動画が流出。
小児性愛を容認するような発言が含まれていた。
批判が殺到し、炎上騒ぎへと発展。
その後、謝罪をし、辞職をした。
加害者側(炎上させた側)の情報
今回の問題を受けてヤノポロス氏は声明を出し、自身も児童虐待の被害に遭っていたと告白。被害者の立場から、このテーマでなら何を言っても構わないという気になり、他の犠牲者への配慮不足や小児性愛の「擁護」と受け止められてしまった恐れがあると認めた。その上で「深く反省している」と記した。
ネット上の反応
このニュースを受けて日本では、
「容認と表現するには不十分」
「このケースは一種の魔女狩りにも映る」
「トランプ支持者だから、反トランプメディアも必死」
といったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
ヤノポロス氏が物議を醸したのはこれが初めてではない。2016年7月にアフリカ系米国人女優に対するインターネット上での誹謗中傷を扇動したとしてTwitterの利用を禁止された他、2017年2月は講演のため訪れた大学で同氏に対する抗議が暴力行為に発展する騒動にも見舞われていた。
参考URL
- http://www.jiji.com/jc/article?k=20170222035332a&g=afp
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