タクシーで受験生送ったJR北海道が炎上


JR函館線の特急電車が不具合で運休したため、受験生7人を、タクシーでセンター試験会場へ送ったと掲載された記事に対して、批判コメントが殺到し、炎上騒ぎとなっている事例である。



問題発生の経緯

センター試験が行われた翌日、新聞に「センター試験、タクシーで受験生送る」という見出しで、こんな記事が載った。要約するとこうだ。
2017年1月14日朝、JR函館線の旭川発札幌行き特急スーパーカムイ10号が車両の不具合で運休し、JR北海道は滝川駅からこの特急で大学入試センター試験に向かう予定だった受験生7人を、タクシーで岩見沢市の試験会場に送った。 JR北海道によると、旭川市の旭川運転所で2017年1月14日午前7時35分頃、信号機のトラブルが発生。

特急に乗る予定の受験生がいないか各駅の構内アナウンスで呼び掛け、滝川駅で7人が申し出た。 同社は後続列車では間に合わないと判断。タクシーを手配し、午前8時25分頃から順次、試験会場に送った。いずれも試験開始時間に間に合ったとみられるという。列車の料金は払い戻さず、タクシー代はJR北海道が負担した。

これまでも、受験会場に向かう途中で乗り間違いに気がついた親子のために新幹線が臨時停車した話や、吹雪で電車が止まり、300kmの道のりをヒッチハイクして合格を勝ち取った親子の話など、人生に一度ゆえのお受験仰天話はたくさんある。

今年も心温まるいい話が聞けてなにより──。誰もがそう思っているだろうと思いきや、インターネットの掲示板やTwitterではまさかの炎上が起きていた。

情報拡散の経緯

新聞に「センター試験、タクシーで受験生送る」という記事が掲載。
電車が不具合で運休したため、受験生7人を、タクシーでセンター試験会場へ送ったという内容。
JR北海道の「神対応」という話であったが、ネット上では批判殺到。
炎上騒ぎへと発展。

ネット上の反応

「そもそも、交通機関の遅れで遅刻するような人は自己責任だからその時点で不合格」
「受験生だけ特別扱いはおかしい。飛行機が8時間遅れた時だって、タクシー代は出なかったのに…」
「タクシーはぜいたくだ」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

「非難する前に、北海道特有の交通事情を知ってほしい」と、北海道大学で地方の活性化や地方経済や交通について研究している小磯修二教授は訴えている。

参考URL

  • http://www.news-postseven.com/archives/20170210_492199.html