クラウドの活用で「総務は1人で十分こなせる」 会社の紹介が物議


スマイルワークスの坂本恒之社長が「クラウドを駆使すれば大企業でも1人で十分こなせる。」とコメントをし、批判コメントが多数投稿されてしまった事例である。


クラウドの活用で「総務は1人で十分こなせる」 会社の紹介が物議

問題発生の経緯

日経ビジネスオンラインに掲載された基幹システムを販売するスマイルワークスの坂本恒之社長の、「クラウドを駆使すれば大企業でも1人で十分こなせる。できない理由があるとすれば、仕組みの問題ではなく、部門の既得権益だろう」という、間接部門についてのコメントを引用した上で、スキャンマンという50人規模のスキャン代行会社は、総務部門をたった1人で担当していると紹介。

実際に1人で総務を受け持っている企業があるのは分かったが、「1人で十分こなせる」と言い切る断定調には反発を感じた人が多いようだ。
この記事に対しTwitterでは、批判コメントが殺到。「病気になったり辞めたり引き抜かれたりしたらどうするの?」「有給休暇は取れないの?」という疑問や、1人に権限を与えるリスクへの不安視のコメントも多くみられた。

情報拡散の経緯

日経ビジネスオンラインに「総務は1人で十分こなせる」と掲載。
クラウドサービスを活用し、総務の仕事を1人でこなす会社が紹介。
「多様な雑務がありすぎて無理」といった批判が寄せられた。

被害者側(炎上させられた側)の情報

反響を受け、日経ビジネスオンラインでは改めてスキャンマンの総務担当者へのインタビュー記事を掲載。
自分が休んだり、いなくなったりしても、他の社員が代わって仕事ができるような体制が整っていて、残業も年末以外はほとんどない。といった記事を掲載した。

ネット上の反応

「現場側から言わせて貰えば『実務作業者が実務以外もやる前提のシステムだよね?』としか」
「どれだけ雑務あると思ってんの」
「そもそも総務の定義がね。経理や人事まで兼任している総務もあるし」
「こう言う発想が一人に重責を負わせる長時間労働を引き起こすんですよ。」
といった様々なコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

スキャンマンでは1人に負担がかかりすぎないような運用が実現しているようだし、クラウドサービスが有用なのも分かるが、どの企業でも総務1人が可能かと問い詰められると、首をかしげる人が多そうだ。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/12504212/