多摩美術大学の学園祭で、同大教授を務めるアートディレクター佐野研二郎氏の葬儀をイメージさせるパフォーマンスが行われ、不謹慎だと批判が殺到し、炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
多摩美術大学(東京都)の学園祭で、同大教授を務めるアートディレクター佐野研二郎氏の葬儀をイメージさせるパフォーマンスが行われていたことがわかった。
2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムへの採用がいったん決まり、その後の類似問題などで白紙撤回された佐野氏の作品のようなものも掲げられていた。実行委員会に事前の届け出はなく、同大は、誰がどのような意図で行ったのか調査している。
同大によると、東京都八王子市のキャンパスで開かれた学園祭最終日の2016年11月6日午後、佐野氏の写真や、ひつぎを模した白い箱を抱えた十数人のグループが現れ、葬儀をするような行動を見せた。中には僧侶の格好をした男性もいたという。実行委のメンバーが気づき、中止させたが、その様子を撮影したとみられる写真がインターネット上に公開され、「悪質だ」といった批判も書き込まれた。
情報拡散の経緯
多摩美術大学の学園祭で佐野研二郎の葬式が行われた。
この様子がSNS等で拡散。
批判コメントが殺到。
マスコミ等でも大きく取り上げられ、炎上騒動へと発展。
加害者側(炎上させた側)の情報
多摩美大学生課の担当者は今回の葬式を模したイベントとこれを行った団体は公式のものではないと話している。
しかし公式ホームページやTwitterのアカウントはまだ沈黙を保ったままだ。
実行委から連絡を受けた同大の担当者は、「このようなことが起きて残念。学生が関わっているか調べ、対応を考えたい」と話している。
ネット上の反応
「これはやりすぎだと思う」
「道徳教育の大切さがわかる」
「多摩美は在校生も悪目立ちしてしまった。さらにイメージダウンになった。」
「これはイジメに等しい」
といったコメントが相次ぐ。
結果(その後もしくは現状)
佐野氏は同大卒業生で、2014年度から同大教授を務める。佐野氏の事務所は取材に対し、「事実関係を把握しておらず、コメントできない」としている。
参考URL
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161108-00050072-yom-soci
- http://www.excite.co.jp/News/matome/society/M1478508217137/
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