瀬戸内寂聴氏 死刑制度をめぐる発言で炎上


瀬戸内寂聴氏が死刑制度をめぐるシンポジウムで、「殺したがるバカどもと戦ってください」などと制度を批判した発言をし、炎上騒ぎとなっている事例である。


瀬戸内寂聴氏 死刑制度をめぐる発言で炎上

問題発生の経緯

2016年10月6日に福井市内で行われた死刑制度をめぐる日弁連のシンポジウムで、ビデオメッセージで「殺したがるバカどもと戦ってください」などと制度を批判したものの、犯罪被害者遺族らからやインターネット上で批判が殺到した。

大会では、死刑制度に関する前日のシンポジウムの担当者だった加毛修弁護士が、瀬戸内さんのメッセージについて説明。発言の意図について「死刑制度を含む国家の殺人のことであり、犯罪被害者へ向けられたものではないと考えている」と釈明したうえで、「『ばかども』という表現は確かに強いと感じたが、瀬戸内さんの思い切りよい持ち味でもあり、そのまま使うことになった」と話した。

瀬戸内さんのメッセージが流された当時、会場には全国犯罪被害者の会(あすの会)のメンバーや支援する弁護士らもおり、「被害者の気持ちを踏みにじる言葉だ」と反発が出ていた。

情報拡散の経緯

日弁連のシンポジウムで、死刑制度を批判した発言。
この発言がメディア等で拡散。
批判コメントが殺到し、炎上騒動に。
その後、謝罪コメントを出した。

被害者側(炎上させられた側)の情報

2016年10月14日付の朝日新聞のエッセーで「バカは私」と題した文章を掲載。
「今も世界の趨勢に遅れ、死刑制度をつづけている我が国の政府に対して、人権擁護の立場から発した意見であった」とし「バカども」は犯罪被害者を指すものではないと釈明した。

その後、「誤解を招く言葉を94歳にもなった作家で出家者の身で、口にする大バカ者こそ、さっさと死ねばいい。お心を傷つけた方々には、心底お詫びします」と謝罪した。

ネット上の反応

「被害者への配慮がないのはいつものことだろ」
「謝って許される問題ではない。」
「それが本音だと言うことが分かりました」
「伝え方、言葉の使い方が悪過ぎますね!」
といったコメントが相次ぐ。

結果(その後もしくは現状)

2016年10月15日、京都市内で開かれたトークライブに出演した際も、一連の騒動について謝罪をしている。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/12145103/
  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00050117-yom-ent