日本第一党・桜井誠氏のAbema TV番組が1日で閉鎖 放送前から批判殺到


Abema TV内に開設された桜井誠氏の公式番組チャンネルが、放送前から批判殺到しており、開設から1日で閉鎖されることになってしまった事例である。


日本第一党・桜井誠氏のAbema TV番組が1日で閉鎖 放送前から批判殺到

問題発生の経緯

桜井氏の番組チャンネルが開設されたのは、個人や団体が動画を生配信できる『FRESH!by AbemaTV』というサービス。チャンネルの開設申請は誰でも無料で行えるが、放送内容などについて運営側の審査が入る。登録チャンネル数は1600以上で、一般ユーザーが個人で配信している番組も多い。
そんな『FRESH!』上に、「桜井誠のズバリ言ったわよ!!」という番組チャンネルが開設された。
同サービスの公式Twitterアカウントは2016年9月21日夕、同日20時から桜井氏のチャンネルでの放送がスタートすると告知。番組については「時事問題を中心に政治、経済、外交など幅広いテーマで語っていきます」と紹介していた。

桜井氏といえば、在日韓国・朝鮮人などへの民族差別的な言動がたびたび物議を醸してきた人物。15年12月に朝鮮学校前で行った演説が「ヘイトスピーチ」にあたるとして、法務省から改善を求める勧告を受けたこともある。

そんな桜井氏のチャンネルが開設されたとの告知ツイートを受け、ネット上では一部のユーザーの間で激しい反発が起きた。こうした抗議の影響か、桜井氏の放送を告知するツイートは番組の放送開始前に削除された。一部で起きた反発の動きは、桜井氏の番組が予定通り放送されたことでさらに過激化。

さらには、『Abema TV』に共同出資したサイバーエージェントとテレビ朝日、桜井氏の番組放送中に流れたCMのスポンサー企業などへの「電凸」(電話突撃)を促す投稿も複数あり、開設から1日で閉鎖されることになってしまった。

情報拡散の経緯

桜井誠氏の公式番組チャンネルが開設されるとTwitterで告知。
一部のユーザーの間で激しい反発が起き、告知を削除。
しかし、予定通り放送されたことでさらに過激化。
開設から1日で閉鎖されることに。

被害者側(炎上させられた側)の情報

桜井氏の番組チャンネルページは2016年9月22日夜に閉鎖され、現在は「ページがありません」という文章だけが表示される状態に。

こうした動きについては、桜井氏自身も同日20時からの動画サービス『ツイキャス』の生配信で、
「第一回を放送したばかりなんですが、ちょっとヤバい状況になっているそうでございます。(中略)長くは持たんだろうとは思っていたんだけど、まさか1回で終わることになるとは」と言及。その上で、視聴者に対して「番組が継続できるよう、運営やスポンサー企業にメールを送って」などと呼び掛けていた。

ネット上の反応

過激化したユーザーからは、
「絶対に看過出来ない」
「開設前にある審査でなぜ通した?背景を明らかにするべき」
「巨大抗議で会社包囲したって良いくらい」
といった批判コメントが相次ぐ。

また、今回のドタバタ騒ぎにTwitterや掲示板等では
「番組でヘイト発言してから問題視しても遅くないだろうに」
「別にAbemaは悪くないし、言論弾圧になるんじゃないの?」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

『Abema TV』の広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「桜井氏のチャンネルに関しまして、株式会社AbemaTVの判断で昨日9月22日に閉鎖いたしました」
とコメントした。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/12056420/