宇宙ステーション「天宮1号」が17年落下か 否定続けた中国政府に批判


中国政府が打ち上げた宇宙ステーションが制御不能となり、17年後半にも地球上に落下すると発表されたが、制御不能の噂を否定していた為に、批判が強まっている事例である。


宇宙ステーション「天宮1号」が17年落下か 否定続けた中国政府に批判

問題発生の経緯

中国政府が2011年に打ち上げた宇宙ステーション『天宮1号』が制御不能となり、来年後半にも地球上に落下すると先日発表された。天宮1号は宇宙ステーション設営用のターゲット機で重量は8トン。本来は地球の軌道上を回り続け、機械が寿命を迎えたあとは、地球からの遠隔操作で海に落下させるか、大気圏中で燃え尽きさせるはずだった。
それが技術的な問題で制御不能となり、地球目がけて降ってくるというのだ。

中国政府は「来年の後半に落下するだろう」「機体の大部分は大気中で燃えてなくなるはずだ」とコメントしているが、到底信用するわけにはいかない。

事実、米国の著名な宇宙物理学者は「天宮1号のエンジンは大きく、大気圏で完全に燃え尽きることはない」と述べており、落下地点の予測も「6~7時間前になってやっと分かるのがいいところ」と主張している。最悪の場合、空中で爆発し、多くの残骸を地上に降らせることにもなりかねない。

実は天宮1号は今年の3月ごろから制御不能であるとウワサされていたが、中国政府はかたくなに否定しており、まるで人ごとのような中国政府の発表にも批判が強まっている。

情報拡散の経緯

宇宙ステーション「天宮1号」が落下すると発表。
中国政府は制御不能の噂を否定続けていた。
中国政府の発表にも批判が殺到。

ネット上の反応

「中国内での落下希望します。」
「こんなモノが「コントロール不可、どこに落ちるか分からない。」…って簡単に言っちゃうんだから…。中国って凄い」
「無責任にも程があるなぁ」
「正直に言っただけでも偉いと思うようにする」
といった様々なコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

2016年9月16日に後発機『天宮2号』の打ち上げに成功し、ある程度のメンツが保たれたことで、ようやく発表したのでは。
我々の星の表面は70パーセントが海によって占められており、人口密集地に落下する可能性はおそらくなさそうだ。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/12061376/
  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00010000-sorae_jp-sctch