炎上した「ブスiD」オーディションの波紋と背景


応募条件“我こそはと思うブス”というオーディションイベント「ブスiD~悩ましいニッポンの私~」が行われたが、イベント参加者を中心に賛否の声が巻き起こり、ネットで炎上騒ぎとなってしまった事例である。


炎上した「ブスiD」オーディションの波紋と背景

問題発生の経緯

イベント前にはHP等で約2週間、「18~28歳前後の我こそはと思うブスのあなた」「東京近郊の在住者」「歌やダンス等の経験は不問」といった応募条件のもと、顔写真や志望動機、
自己PR文等の応募書類を募集。50名ほどの応募者から書類審査を経て、イベント当日には登壇を果たした10名のファイナリストをゲスト審査員が審査する、公開型オーディションが行われた。

「世間的にはブスの類に入るけれども磨けば光る」といったアイドルの原石を探すのか、造形としての容姿が「ブス」な女の子ナンバーワンを決めるのか、イベント開催前だけでなく、グランプリや特別賞が決定した後も、その趣旨やブスの定義、評価基準などは説明されなかった。

そのためTwitter上にはイベント参加者を中心に賛否の声が巻き起こり、ネットは炎上。
どんな狙いがあろうとも、ブスを扱うことに対する嫌悪感や怒りを露わにするコメントも数多く見受けられた。

情報拡散の経緯

オーディションイベント「ブスiD」が開催。
Twitter上にはイベント参加者を中心に賛否の声が巻き起こる。
まとめサイト等に取り上げられ、拡散。
批判コメントが相次ぐ。

被害者側(炎上させられた側)の情報

イベントを立ち上げた主催の柴崎氏は数々の批判も覚悟の上で開催したと言い、「アイドル像や美的価値観は一人ひとりで違うから、批判も当然」だと受け止める。
しかし、そもそもの企画意図について十分な説明がなされなかったがために、さまざまな思惑や意見が飛び交い、ネットが炎上した点については、反省の言葉も口にしていた。

ネット上の反応

「明らかにファイナリストは全員可愛いのだが?」
「出場者も審査員も誰も得をしないクソイベント」
「ブスは個性でもなく、ただの汚点」
「ブスという言葉が単純に不快」
「ブスiDは企画者が女ではなく男という時点で気持ち悪さしかない」
といった様々なコメントが相次ぐ。

結果(その後もしくは現状)

最近ではオタク系やヘビーメタル系、ぽっちゃり系など、他グループとの差別化を図るために、キャラ設定やテーマなどさまざまな趣向を凝らしたグループも珍しくなくなってきた事で、こういったオーディションイベントが開催されるのかも。

参考URL

  • http://www.cyzowoman.com/2016/08/post_21209.html