リオ五輪競泳の男子400メートル自由形決勝で、孫楊(中国)を破り金メダルを獲得したマック・ホートン(オーストラリア)のインスタグラムに中国のネットユーザーに対する攻撃的な書き込みが相次いでいる事例である。
問題発生の経緯
中国のネットユーザーを刺激したのは、中国のスター、孫楊を批判したホートンの一言だった。競技前に練習していた孫がホートンに水をかけたとオーストラリアのメディアが報じると、中国の代表チーム監督は「孫とホートンは仲が良い。報道は誤りだ」と反論した。
しかし、ホートンは競技終了後、これまでの孫との関係を問われ、「特にライバルだとは考えていない。ドラッグ詐欺師(drug cheats)にあいさつする時間はない」と発言した。
2014年にドーピング検査で血管拡張剤成分の陽性反応が出て、中国の反ドーピング機関から3カ月の資格停止処分を受けた孫の前歴を皮肉ったものだ。
このコメントに対して、中国のネットユーザーに対する攻撃的な書き込みがあり、2016年8月7日の金メダル獲得直後のホートンによる投稿には35万件を超えるコメントが付いた。
情報拡散の経緯
男子400m自由形で金メダリストの豪選手のInstagramが話題。
「ドラッグ詐欺師」と中国選手の前歴を皮肉った豪選手の一言が原因。
金メダル獲得直後の豪選手の投稿には、35万件を超えるコメントが付いた。
ネット上の反応
中国では、
「孫に謝れ」
「ヘビみたいな格好のやつが騒ぐんじゃない」
「その口を裂いてやりたい」
といったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
インスタグラムだけでなく、SNSでは「’#apologizetosunyang(孫楊に謝れ)」というハッシュタグを付ける運動も広がっている。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/11862268/
- https://news.nifty.com/article/world/china/12181-146930/
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