「赤ちゃんをベッドから落としたけど、妻に気づかれずに安心」の投稿に大炎上


育児にまつわる体験談を集めたリクルートのウェブメディア『赤すぐ みんなの体験記』の記事に、「赤ちゃんをベッドから落とした」という記事があり、批判の声が殺到、炎上状態となっている事例である。


「赤ちゃんをベッドから落としたけど、妻に気づかれずに安心」の投稿に大炎上

問題発生の経緯

問題となっているのは2016年4月3日に公開された記事「背後から鈍い音、続いて泣き声!…妻には知られちゃならない落下事故」だ。

体験談を寄せたのは『イクメン』を自認する40代男性。外出中の妻に代わり、寝返りをうち始めたばかりの息子を子守りすることになった筆者。しかし、おむつを替え終わった直後、息子がベビーベッドから落下するハプニングが起こる。床にうつ伏せとなり、案の定「烈火のごとく」泣き始めた。
「打ちどころが悪かったらどうしよう」「後遺症が出てきたらどうしよう」「妻に殺される」と焦りつつも、頭をなでたり背中をさすったりしていると、すぐに泣き止んだ。

ここで安心した筆者は、帰宅後「大丈夫だった?」と聞く妻に「うん、全然大丈夫だったよ」と嘘をついてしまう。
記事中では嘘を謝罪する素振りも見せず、最後に「ベビーベッドの冊を上げ下げするのは多少面倒ですが、数秒でも目を離す場合は、きちんと上げましょう」と他人事のように教訓をつづっている。

公開後、夫婦間で出来事を共有しようとしていない、自分の保身ばかり考えている、といった趣旨の批判がTwitterに殺到。『赤すぐ』編集部が記事内容を訂正、謝罪する事態に発展した。

7日14時までに「背後から鈍い音、続いて泣き声!…無事でよかったけど肝を冷やした落下事故」へタイトルが変更されている。

情報拡散の経緯

問題の記事が公開。
その内容に対して批判の声が殺到。
炎上騒ぎへと発展。
その後、編集部が記事内容を訂正し謝罪することに。

被害者側(炎上させられた側)の情報

事態をうけて『赤すぐ』編集部は16年4月4日、「妻に殺される」の一文と、帰宅後の妻と交わしたやり取りの部分を削除し、タイトルを修正した。さらに、「貴重なご意見を頂戴し、一部内容を削除いたしました。読者の皆様を不安にさせる表現があったことをお詫び申し上げます。今後このようなことのないよう、記事内容の確認を徹底してまいります」
との謝罪文を追記している。

ネット上の反応

「まず報告しようよ、重大な事だぞこれは」
「奥さん知らないで、後から急変したらどうするの?」
「子供落としといて保身???」
「そんな軽く受け止めても良いの」
といったコメントが相次ぐ。

結果(その後もしくは現状)

また、騒動を教訓として『赤すぐ』編集部は専門家に取材。「赤ちゃんがベビーベッドから落下したとき、どうすればよかったのか」解説した記事を2016年4月8日に『赤すぐ』で公開する予定だという。

参考URL

  • http://www.j-cast.com/2016/04/07263550.html?p=all