批判殺到のリアルファー 「欲しい」と言うだけで糾弾される


「このコート私も欲しい」。この言葉とともに、タレントの中村アンが自身のインスタグラムに投稿したファー(毛皮)コート写真が物議を醸している事例である。


批判殺到のリアルファー 「欲しい」と言うだけで糾弾される

問題発生の経緯

中村アンが自身のインスタグラムにファーコートを着た写真を投稿したところ、批判が殺到、炎上してしまった。

少し前まで、うっとりするような光沢と手触りを持つリアルファーは女性たちの憧れで、パールのアクセサリーやエルメスのバーキンなどと並んで、いつかは手に入れたい淑女のアイテムだったはず。それなのに、今では「欲しい」と言うだけで、糾弾されるようになっている。

その動きは、ネット上だけでなくリアルな世界でも見ることができる。
中村が写真を公開する前の2015年9月27日、ファッションの祭典『東京ガールズコレクション』が開催された代々木体育館の前には『毛皮反対』のプラカードを持った人たちが詰めかけていた。これは、コレクションに参加しているブランドのうち、リアルファーを使っているブランドに抗議を示すためのもの。
翌月の17日には、そこからほど近い代々木公園のケヤキ並木道でも、大規模な「毛皮反対のデモ行進」が行われた。

リアルファーに反対する声が上がっているのは日本だけではない。
オルセン姉妹がリアルファーを使った作品を発表したときや、歌姫ビヨンセがファーをまとってビーガンレストランに行ったときには、動物愛護団体らが彼女たちを強く非難している。

情報拡散の経緯

問題の写真が、インスタグラムに投稿。
写真が拡散。
一部のネットユーザーから批判の声が上がる。

ネット上の反応

「影響力のあるかただけに残念です…ファーはとても残酷ですよ」
「何匹分だろう。かわいそう」
「どんな人であっても、私はその人に胸を張ってリアルファーはいけないと言えます。」
といった声が上がる。

結果(その後もしくは現状)

今では、毛皮を「欲しい」と言うだけで、糾弾されるようになっている。

参考URL

  • http://www.news-postseven.com/archives/20151126_366466.html