ルミネ、女性差別的なPR動画で炎上。企業姿勢が問われる事態に

ルミネは、春に店舗を改装をするのにあわせ、PRの広告動画を動画サイトに2種類掲載。ところが、動画を見たユーザーから、内容が「女性を差別している」などと批判する書き込みが相次ぎ炎上騒ぎに。
この炎上騒ぎに関して、ルミネは公式サイトで謝罪するも、企業姿勢が問われる事態になってしまった事例である。

問題発生の経緯

2015年3月18日から動画投稿サイト『youtube』上に、ルミネは店舗を改装をするのにあわせ、PRの広告動画を2種類掲載。
このスペシャルムービーは、会社勤めの清楚な女性が主人公となっているストーリー仕立ての動画。
シリーズの第1話では、主人公が上司らしき人物にいきなり容姿をバカにされます。さらに、カワイイ女性社員がもてはやされるのを横目に自信なさげな主人公に対し、上司が「大丈夫だよ、需要が違うんだから」と吐き捨てます。そして、主人公が「最近サボってた？」と自分のお洒落や美意識に疑問を持つところでストーリーは終わり、「変わりたい？　変わらなきゃ」というメッセージが打ち出される。
第2話は、居酒屋が舞台。カワイイ女子社員がチヤホヤされているのを尻目に見ている主人公に対し、1人の若い男性社員が声を掛けてきます。歴史好きという共通の趣味で打ち解けると、男性が「歴史が好きな人って美人が多いってホントですね……」とドギマギ。思わぬ褒め言葉に慌てた女性は、ハイテンションになりつつ「自虐的」な返しでその場をごまかし、第1話と同じように「変わりたい？　変わらなきゃ」というメッセージが打ち出されます。

しかし、動画を見たユーザーから、動画に登場する男性との会話の内容が「女性を差別している」などと批判が、Twitterなどを中心に書き込まれる事態に。
Twitterなどの書き込まれた批判は多数増え、20日にはトレンド欄にも『ルミネのCM』が入った。
この騒ぎを重く受け止め、簡素なお詫び文を掲載したが、この問題になる前に、「誰一人として止める人がいなかった？」、「企業として作っちゃダメなCMだろ…」といった、企業姿勢が問われる事態に発展している。

情報拡散の経緯

youtube上に、問題となった2種類の動画を掲載。
この動画を見たユーザーが、内容の酷さに低評価クリックをし、SNS上に批判コメントを投稿。
ユーザーが評価できないように仕様を変更し、現在の評価も非表示にする。
Yahooのトップページにこの内容が掲載され、本格的に拡散する。
ルミネは、問題があったとして、動画を非公開にして、お詫び文をホームページに掲載する。

被害者側（炎上させられた側）の情報

動画を投稿した2日後に、「この度は、弊社の動画においてご不快に思われる表現がありましたことを深くお詫び申し上げます。 今後はこのようなことのないよう、十分に注意してまいります」と公式ホームページ上にお詫び文を掲載。
動画は削除せず非公開化という対応をしている。

ネット上の反応

動画に対して、批判する人、擁護する人、ルミネに対して批判をする人など、様々な意見があり。

動画に対しての批判
「なんでセクハラ男のために変わらないといけないんだ？」
「物凄い量の女性差別・女性蔑視を59秒に詰めれるの逆にすごい。」
「CMが女性から大非難とのことで、「あー、過剰反応した人が怒ってるのかな」って見てみたら完全にあかんやで。」
「どうせまた重箱の隅をつつくようなクレームが来たんだろうなと思いながら見たらリアルに酷くてびっくり」
批判の中にも、この炎上騒ぎに過剰反応しすぎだと思っていた人も、ひどいとコメントする人が複数あり。

動画に対しての擁護
「アレのどこがそんなに怒らなきゃいけないの？」
「ルミネのCMセンスはねえなって思うけど別にここまで過剰反応される程でも無い」
「ルミネ お詫びて。。過剰反応と思うけど。」
擁護というよりも、過剰反応しすぎというコメントが多数。

ルミネに対しての批判
「ルミネでなんでこの企画がそのまま通っちゃんたんだろう？って怖さ。」
「これが公開までいく過程に、どのスタッフの目にも問題であるとは映らなかったのだろうか…」
「ルミネの言い訳ひどいです 許すまじ ルミネってこんな会社だったんだ、、、」
とCM云々というより、この内容でOKをしているルミネがひどい。というコメントが多数あり。

結果（その後もしくは現状）

こういう日常が容易に想像出来る辺り日本の女性軽視の根は深いのでは、と発言する人も少なくない。
CM動画を即非公開にしたりと対応は早かったが、女性向けのCMが女性を敵に回してしまい、ルミネテナントのファッションショップ関係者が一番迷惑を被ったのでは。

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