【炎上事例】岐阜市立図書館で1万冊本でドミノ→炎上


岐阜市立図書館で市民から1万冊の中古書籍を寄付で集め、その本で図書館でドミノをするという、市立図書館のリニューアルオープン企画に対し、本を大事にする図書館で「本を粗末に扱うのは不快だ」といった異論が出て、炎上している事例である。


岐阜市立図書館で1万冊本でドミノ→炎上

問題発生の経緯

岐阜市は、同市司町で整備を進める新図書館を備えた複合施設「みんなの森ぎふメディアコスモス」の開館を2015年7月18日と決めた。
そのオープニング企画が、なかなかネット上では物議を醸している。

というのも、市民から1万冊の中古書籍を寄付で集め、その本で図書館でドミノしちゃおう、という企画。この本deドミノは、図書館主催というわけではなく、市民有志による実行委員会主催。とはいえ、岐阜市や市教育委員会も後援した取り組みとなっています。
これが、本を大事にする図書館で「本を粗末に扱うのは不快だ」といった異論が出てきている。

使用する書籍は図書館の蔵書ではなく、家庭などで不用になった本。すでに千冊近くが集まったという。
ドミノ倒しで使った本は挑戦後に古本屋に引き取ってもらい、代金を市図書館に寄付するとも報じられており、販売代金は図書館で活用されるからこそ、有効ではないか、といった声もまた上がっている。

情報拡散の経緯

イベントの詳細が発表されると、TwitterやFacebookのイベントページでも、コメント欄で反対意見が投稿される。

加害者側(炎上させた側)の情報

ブックカフェなども運営するNPO法人ぶうめらんの北村代表理事はブログで、「私はこれを見たときに、とっても嫌な気分になりました。」「子供の頃には、本はまたいではいけないものと教わりました。本をまたぐことは、その書いた人の頭をまたぐようなものだと。」とコメント。

被害者側(炎上させられた側)の情報

図書館長はこのイベントに寄せて、「市民の皆さんが会館前に抗して盛り上げてくれるのは、私も職員にとっても嬉しい話。このイベントを成功させて一緒に楽しく開館を迎えたい」と応援メッセージを寄せる。

ネット上の反応

批判、肯定という意見が二分する。

批判的な意見
「出版社や著者は、こんな事に使われるために本を作ったのではないはずです。」
「そんなこともわからない図書館は、存在意義そのものが問われますよ。」
「もしも、私の本があったら使わないでください。馬鹿にしないでほしい。」
「本はドミノに使うものではないです。岐阜市民として恥ずかしいです。」

肯定的な意見
「本に対する想いは十人十色ですね。私は素晴らしいチャレンジだと思いますし応援しています。」
「電子書籍にどんどん注目が集まる中、本に興味を持ってもらう話題性としてはアリなのかもと思ってます。」
「使った本はに古本屋に引き取ってもらい、販売代金は図書館で活用されるからこそ、有効ではないか」
という肯定的な意見もあり。

結果(その後もしくは現状)

本を使ったドミノ倒し、どう思う?という意識調査をYahooで行っており、反対数が賛成数を上回っている。

参考URL

  • http://www.huffingtonpost.jp/shoji-akimoto/library-books-domino_b_7461622.html
  • http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/other/16882/result