5月17日に開催されたフィラデルフィア・フィリーズの野球の試合で、ファールボールを捕ろうとした女性ファンから強奪した不届きな男がネット上でプライバシーを特定され、攻撃を受けている事例である。
問題発生の経緯
5月17日にアメリカで開催されたフィラデルフィア・フィリーズの野球の試合で、8回、フィリーズのマイケル・フランコ選手が打ったホームランボールをレフト前列でグローブでキャッチしようとした63歳のフィリーズファン、ジョイス・マーフィー・カイナーさん。残念ながらグローブでキャッチできなかったが、目の前の花壇と客席の間に落ちたため、多くの人がそのボールは彼女のものになることを祝福していた。
しかし、突然大柄な男が横からやってきて、カイナーさんからボールを強奪。力ずくでボールを取り上げた模様はテレビカメラにも映しだされ、中継のFOXのアナウンサーも怒りぎみ。FOXスポーツのスタッフは、うなだれるカイナーさんにTシャツをプレゼントし、慰めたという。
多くの視聴者も怒りを覚えたというこのシーンだが、このボール強奪男、よせばいいのに後日、自身のフェイスブックにボールを自慢げに持った写真を投稿したため素性がばれてしまい名前がジム・ベルゲンであることが判明。ネット上では「ジム・ベルゲン絶対に許さない!」と絶賛炎上中。
キャッチしようとした63歳のフィリーズファン、ジョイス・マーフィー・カイナーさんは、その後「気の毒なファンのおばさん」と話題になったことから、フィリーズの試合の最前列のチケットや、宝石店からペンダントなどが贈られており、それなりの恩恵を受けている。
情報拡散の経緯
力ずくでボールを取り上げた模様がテレビカメラに映しだされる。
ボールを強奪した男が自身のフェイスブックにボールを自慢げに持った写真を投稿。
そのため、個人情報が発覚。個人情報と共に、この映像に世界中に拡散され、炎上中。
加害者側(炎上させた側)の情報
フェイスブックにボールを自慢げに持った写真に対し、批判をする。
また個人情報を調べ、ネット上に拡散をしている。
被害者側(炎上させられた側)の情報
自身のフェイスブックにボールを自慢げに持った写真を投稿し、名前などが特定されてしまう。
日本から問題となったフェイスブックを探しているネットユーザーが複数いるようだが、該当するフェイスブックがないようで、すでに削除をしてしまっている可能性がある。
ネット上の反応
「酷い行為」「失礼な男」といった批判の声や、「実際彼女はボール取れいなかっただろ。」など冷静に分析をした声もあり。また「ボール一個でここまでするとは、オークションで高値で取引されるから必死なんだろう。」と日本とアメリカの違いという反応もある。
中には、子供にサインボールを譲る動画を複数アップしている掲示板があり、こいつを見習えといったコメントが、動画と一緒に掲載されている。
結果(その後もしくは現状)
「ジム・ベルゲン ボール」といったワードで検索をすると、ネット民に名前を特定され大炎上中と表示される。アメリカだけでなく、日本でも複数の掲示板で映像と共に取り上げられ、現在も書き込みが続いている。
参考URL
- http://news.aol.jp/2015/05/20/homerunball/
- http://newsas.blog.jp/archives/44086927.html
- http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51902610.html
- http://alfalfalfa.com/articles/118528.html
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